がん罹患者予後調査について

今年、はじめてがん罹患者およびがんサーバイバーの長期予後の大規模データが公表され、罹患者の就労問題とも関連して各学会で大きく取り上げられています。

がん既往者の保険引受けの特別条件も、このデータに基づき大きく見直しが可能になっています。当研究所でも、死亡保険における妥当な特別条件の試算を行っております。

なお、就労者の傷病による失業原因の1位は圧倒的にメンタル問題、2位ががん療養、3位その他というデータが産業医から報告されています。

日本癌治療学会が開催されました。

がん治療の最大の学会は、日本癌治療学会と日本臨床腫瘍学会ですが、10月20日から22日まで癌治療学会が開催されました。

医療技術の面では、分子薬理学の進歩による個別化医療とプレシジョンメディシンの推進について、また社会医学の面では罹患者の就労問題に焦点が当てられた学会になっていました。