2022年レポート

第12巻第1号の内容(RESEARCH REVIEW VOL12 NO1)

不妊治療の保険適用と民間保険

不妊治療が保険適用されました。そもそも、保険適用論議は菅前政権時代の令和2年9月16日の閣議決定に遡ります。令和4年4月の診療報酬改定に合わせて導入することが、決まりました。少子化対策や、不妊患者の経済負担低減というキャッチフレーズを聞けば、国民受けするのは当然ですが、実際は導入に向けて様々な意見が表明されています。本報告では、日本における不妊症データを参照し、これまでの不妊症対策を確認したいと思います。その後、保険適用までに課題としてあげられていること、および最終的保険適用の概要を確認してみたいと思います。また不妊症治療を民間保険の商品サービスとする場合の課題を検討しています。

2022年第12巻第1号 RR2022VOL12NO1.pdf