保険の付帯サービスについて

保険に加入すると、保険の保障対象以外にいくつかのサービスが提供されることがあります。

大きく分けて

 ①健康関連サービス

 ②生活・レジャー関連サービス

のサービスです。

サービスの形態も

 ①無料のサービス紹介(無料の健康・福祉・育児などの電話相談、サービス提供会社の紹介)

 ②サービスの価格割引(健診割引、レジャー施設の割引など)

などになります。

このような付帯サービスは、いわゆる「グリコのおまけ」になります。保険自体の給付ではありません。したがって、高額なサービスは提供できないのです。限られた範囲でありますが各社は、会社の特長を出そうと競争しています。

(詳細は、リサーチレビューVol1No5を参照ください。)

しかし、サービスを保険会社独自で提供できないため、ほとんどの会社の付帯サービスは、数社と提携しているにすぎません。見かけは違っても、中身は同じという印象です。

そのような状況ですが、最近少し特徴的なサービスが始まっています。

 ①専門のカウンセラーの面談サービス

 ②セカンドオピニオンサービス(専門の医師紹介)

です。

がんなどの深刻な病気のある方の悩みに本格的に相談対応するという対人支援サービスです。

公的な相談機関を使用するよりも保険に加入して利用できるプライベートなサービスとして受け入れられつつあり、新たな動きとして注目です。

しかし、注意すべきは保険会社の提供するセカンドオピニオンは、単にドクターショッピングを増長させるという医療界からの批判があることです。

したがって、セカンドオピニオンサービスの提供のあり方には、慎重を要するでしょう。

また、実際にセカンドオピニオンサービスの利用は非常に少なく単なる販売戦略の側面があるようです。