日本保険学会で「経済的毒性」に関して講演いたしました

6月27日に日本保険学会関東部会で「医療と経済的毒性」について講演いたしました。好評で多数の方に参加いただき、各方面の方からご質問を頂戴しました。講演内容の論文は、9月号の学会誌に掲載される予定です。

現在多くの国から経済的毒性についての研究報告がされており、ヒトのライフリスクとして認めめられています。日本では保険業界を含め、研究は緒についたばかりで、法学、経済学、リスクマネージメント学の若手方が研究のテーマとして関心を持っていただけることを期待して報告をいたしました。丁度、高額療養費見直しをめぐる問題が政治課題になったことにも関係し、国民の方にとっても理解していただきたいテーマとして考えています。

新年のご挨拶

明けましておめでとうございます。

おかげさまで、弊社も創業から15年目を迎えることができました。今後も最新の医療情報を提供してまいります。どうぞよろしくお願いいたします。

医療Dxに関して「マイナポータルとマイナンバーカード」の講演につきご好評をいただいております

リサーチレビュー2024年第14巻2号「マイナポータルと医療情報」を公開いたしました。関連してマイナポータルの医療情報の内容と生保への影響について、すでに数社の生保会社で講演しており、好評をいただいております。 ご希望があれば下記メールまで、ご連絡をください。

保険医学総合研究所  hoken_igaku@insmed.co.jp

 

ゲノム医療法案が、衆議院で可決されました。

超党派の議員連盟がまとめ、提出された「良質かつ適切なゲノム医療を国民が安心して受けられるようにするための施策の総合的かつ計画的な推進に関する法律案」が、衆議院本会議で可決成立しました。現在参議院での審議中です。法律案には、長年問題になってきた、遺伝子差別禁止の法文が入っています。その意味で画期的というべきです。

第十六条 国は、ゲノム医療の研究開発及び提供の推進に当たっては、生まれながらに固有で子孫に受け継がれ得る個人のゲノム情報による不当な差別その他当該ゲノム情報の利用が拡大されることにより生じ得る課題(次条第二項において「差別等」という。)への適切な対応を確保するため、必要な施策を講ずるものとする。

第十七条 2 国は、前三条の趣旨を踏まえ、前項の解析についても、生命倫理への適切な配慮並びに第十五条に規定するゲノム情報の適正な取扱い及び差別等への適切な対応を確保するため、必要な施策を講ずるものとする。

法案作成に関わった方々に、敬意を表したいと考えます。